本物の明石の魚

皆様、明石の魚といえば何を思いつきますでしょうか?
タコ、タイ、アナゴ、イカナゴ…

少なくとも明石に住む方々ならおおよそこんな感じでしょうか。

しかし漁師町に育ち、実家も漁師、さらには料理の世界で生きてきた私としては強烈な違和感を感じますね。

名のあるのは上記のような魚であり、もちろん最高に美味しいのも間違いありません。





…しかし!



京都を筆頭に関西一円の料亭、割烹、高給寿司店なんかではそれ以外にも多くの明石の魚が重宝されています。

↓↓コチラの魚もその中のひとつ

アマガレイ!(正式名称マコガレイ)

釣り愛好家のなかではわりとポピュラーなお魚で全国的に人気のある魚ですね♪
…と、比較的ポピュラーなのになぜ明石のアマガレイは地元であまり有名じゃないのでしょうか?

何故かと申しますと、少なくとも明石の人にとっては憂うべく事実がございます。

早い話が明石のアマガレイは高いです。

写真のような1キロのアマガレイはこれから夏にかけ高騰していき、夏には浜値で一万円を余裕で越します。

なので、お店側も敬遠してしまうのです。

明石に本物の明石の魚が無いわけです。
アマガレイだけでなく、良型のメバルやハゲ類、冬のヒラメなどなど…数えきれないくらい他所に行ってしまう最高に美味しい本物の明石の魚があります。
正味の話、地元でちゃんと明石の本物の魚をつかったお料理を出しておられる飲食店さんはおそらく片手で数えきれるくらいな気がします…



明石で本物の明石の魚があまり食べられてないなんて、とてもさみしいですよね?




少なくとも私は一料理人として、一明石市民としてより多くの方々に明石で本物の明石の魚をたべていただきたいです。
アマガレイだけでなく、他にもたくさん世界レベルの本物の魚があります。

ほんとに美味しいですよ♪


明石という日本有数の港町で魚を売りにしたお店を構えているのだから、できうる限り本物の魚をお客様に提供し続けたいものです。
まだ本物の明石の魚を食べたことのない方は、是非お気軽に当店へいらしてくださいね(^_^)

幻のカレイ

今日はとてつもなく希少なお魚が当店へ…
幻のカレイ!ヤイトガレイ‼︎



正式名称はホシガレイ。

マツカワガレイとよく似てますがお腹の斑点が丸いですね。

漁獲はめちゃくちゃ少なく、明石ではほぼ水揚げは無いに等しいくらいです。

もちろん数が少ないだけで幻と呼ばれているのではなく、この魚の美味しさたるや…
身は引き締まり、上質な旨味と甘み…

これは幻ですわ‼︎

ちなみに今回のは900gほどの立派なものです。

これほどのものですと希少価値は計り知れませんね。

こんなお魚に触れるなんて、ほんと料理人冥利に尽きます♪

てな感じできょうは幻のカレイのお話でした。

幻のカレイは滅多にないですが、美味しい明石の魚が食べたいなら是非当店へ!

春の鯛

ブログ始めました!

ぼちぼちお魚のお話でもしていこうかとおもいます♪
写真は鯛にアブラメ‼︎

まさに今が旬の明石の美味しいお魚たちです。

ということで、今日はとりあえず鯛のお話を…

実はこの業界では春の鯛、いわゆる桜鯛は「あまり美味しくない。卵なんかに栄養がいってるから身はもうひとつ、タイの子にしか値打ちはない。」なんて言われています。

しかし私が捌いた明石鯛、もうひとつどころか身は肥え引き締まり脂も凄く乗っています。
そうこれが明石鯛!
むしろこの時季は贅沢なエサ(この時季はイカナゴ、明石海苔)を食しており、尚且つ速い潮流に揉まれた明石鯛はよその鯛とは全く違います。

しっかりとした歯ごたえに芳醇な旨味!

日本一!いや、おそらく世界一でしょう!

お刺身はもちろん、煮ても焼いても最高ですよ♪

てなことで、最高に美味しい「本物」の明石鯛が食べたい方は、是非当店へ!